キャッシュレス決済を導入する際に、店舗目線で考えられるメリットとは?

キャッシュレス決済を導入する際に、店舗目線で考えられるメリットとは?

キャッシュレス決済を導入することについて、消費者目線のメリットはCMやニュース記事などでも広くアピールされています。
しかし、その一方で店舗目線での導入メリットはあまり表には出てきません。
そこで今回は、「売上」「コスト」「リスク」の3点におけるメリットを考察していきます。
もちろんキャッシュレス決済を導入するにあたりデメリットもいくつかはありますが、ここではまずメリットを押さえていきましょう。

 

売上アップ

キャッシュレス決済を店舗に導入する最大のメリットは、「売上のアップ」でしょう。
なぜキャッシュレス決済の導入が売上の貢献につながるのか。その理由は以下の3点です。

・客単価の向上
・販売機会の増加
・新規顧客の獲得機会の増加

そのため、「買い物のついでにこれも買おう」や、「どうせなら値段が高くてもより良いものを買おう」といった購買意欲を触発されやすく、キャッシュレス決済導入店舗では客単価の増加傾向が見られるのです。
また、2019年10月に消費増税や、それにともなう「キャッシュレス・消費者還元事業」の実施により、キャッシュレス決済はこれまで以上に普及しました。
キャッシュレス決済の普及により、利用する店舗を選ぶ際に「キャッシュレス決済が利用できるか」を重視するお客様も増えてきています。。

中小企業ではキャッシュレス決済を導入できていない店舗も多いからこそ、いち早い導入は販売機会と新規顧客の獲得機会の増加というメリットにもつながります。

 

 

コスト削減

以下3点の理由から、キャッシュレス決済を導入することは「コストの削減」にもつながるといわれています。

・レジ締めの負担を軽減できる
・消費税増税後に受けられる補助制度

店舗における現金の取り扱いが少なくなれば、レジ締めにかかる時間が少なくなり、その分の人件費を削減できるのはひとつのメリットです。

そして、キャッシュレス決済の導入をするうえで気になる決済手数料ですが、最近ではQR決済事業者などが「数年間は決済手数料を無料」としているサービスも少なくはありません。
「ひとまず試してみてから考えてほしい」という企業が多いのです。

こういったサポートが充実している今の内なら、導入コストはほぼゼロ円に抑えることができます。
「キャッシュレス決済の導入によって、売上が実際にアップするのかが不安だ」という方でも導入を前向きに検討しやすいでしょう。

 

リスク削減

以下3点の理由から、キャッシュレス決済を導入することは「リスク削減」にもつながるといわれています。

・釣り銭間違いの減少
・現金の保管量を減らせる
 →スウェーデンで強盗が減った例もある
・無断キャンセルの防止

店舗における現金の取り扱いが少なくなれば、釣り銭間違いや強盗被害による影響も少なくなります。
また、たとえば予約の必要な店舗であれば、残念ながら無断キャンセルはつきものです。
無断キャンセル時、現金払いではキャンセル料金の回収は難しいですが、キャッシュレス決済であれば、予約時に支払いを済ませてもらう事前決済が可能になります。
キャンセル料金の取り損ないを回避できるのは、キャッシュレス決済導入の大きなメリットとなるでしょう。

■その他
・顧客情報を管理しやすい

 

 

まとめ

今回はキャッシュレス決済を店舗に導入するメリットのみをご紹介しました。
本文では触れていませんが、2021年には東京オリンピックが開催される予定です。
その際には海外からの旅行者がグッと増えると予想されますが、海外ではキャッシュレス決済の普及状況が日本の比ではありません。

観光需要のためにも、今のうちからキャッシュレス決済を導入しておくことが重要です。
とくにオリンピックの会場周辺、宿泊施設、観光地周辺に店舗を構えている方は、早めの導入をおすすめします。

 

 

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