【5分で分かる】STORES 決済のサービスを徹底解説!

【5分で分かる】STORES 決済のサービスを徹底解説!

2019年10月の消費税増税のタイミングに合わせ、個人事業主や中小企業でのキャッシュレス化を進める「キャッシュレス・消費者還元事業」が経済産業省の主導で展開されています。このタイミングに合わせてキャッシュレス決済を導入すると、端末料金が無料になるだけでなく、2020年6月末までの期間、手数料が安くなるメリットもあります。

一方で、キャッシュレス決済の導入を考えているけれど、どんな基準で選ぶべきかわからない……という経営者の方は多いのではないでしょうか。

今回は、数あるキャッシュレス決済会社から、おすすめのキャッシュレス端末 STORES 決済について徹底解説していきます。おすすめポイントや導入の手順、導入を決める前に知っておきたい疑問まで細かく紹介していきますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

 

 

STORES 決済ってどんなサービス?

まずは、キャッシュレス端末のSTORES 決済の全体像をチェックしていきましょう。

運営会社 コイニー株式会社
手数料 3.24%~
対応決済サービス クレジットカード、交通系電子マネー、Wechat Pay、
選択可能支払い回数 1回、2回、リボ払い(VISA、Mastercard)
端末料金 無償(諸条件あり)
入金のサイクル 全金融機関で最短翌々営業日入金
売上振り込み手数料 10万円以上無料、10万円未満200円
アプリDL対応OS iPhone、Android(一部決済サービスのみ)

STORES 決済は、2012年に設立されたコイニー株式会社が運営するサービスです。STORES 決済の使い方を簡単にまとめると「専用アプリをスマホやタブレットにダウンロード」→「専用の決済端末とBluetooth接続」→「決済する」という流れです。そのため、STORES 決済の決済端末の他にスマートフォンやタブレットが必要です。

STORES 決済には決済端末を使う「ターミナル」、専用アプリでQRコードを読み込む「スキャン」、決済用のウェブページ「ペイジ」の3種類の決済方法があり、クレジットカードや交通系電子マネー、一部のQR決済に対応しています。

コンパクトでシンプルなデザインが特徴で、説明書いらずな使いやすさが、ユーザーから高く評価されています。

 

 

STORES 決済を選ぶべき人はどんな人?

では、STORES 決済はどんな人におすすめなのでしょうか?私がSTORES 決済をおすすめするのは、ずばり以下の方々です。

・シンプルで使いやすいキャッシュレス端末を求めている方
・コンパクトな端末で場所を選ばずに決済できるサービスを求めている方
・訪日外国人などインバウンド需要に対応したい方
・初期費用や維持費をできるだけかけたくない方
・ウェブ上で決済を完結させたい方
・セキュリティにも十分注意したい方

上記の方におすすめする理由は、次でご紹介していきますね。

 

 

STORES 決済をおすすめするポイント7つ

STORES 決済をおすすめする理由やポイントを7つご紹介していきます。

利用できる決済サービスが多い

STORES 決済が対応できる決済サービスは、大きく分けるとクレジットカードと電子マネーに分けられます。クレジットカードはその名の通りカードを利用する方法で、電子マネーはカードやスマホなどに現金をチャージし支払う方法です。一覧を確認してみましょう。

クレジットカード VISA、Mastercard、AmericanExpress、セゾン、JCB、Diners、Discover
電子マネー PASMO、Suicaなど交通系ICカード
QR決済 WeChat Pay

STORES 決済のいいところは、たくさんの決済サービスに対応している点です。例えば買い物に出かけて、クレジットカードが対応外で使えなかった……という経験はありませんか。対応できる決済サービスが多ければ多いほど、顧客の満足度につながりますね。

また、STORES 決済は訪日数トップの中国国内でメジャーなWeChat Payにも対応しています。海外では日本以上にキャッシュレス文化が浸透しており、2020年に向け訪日外国人観光客への対応も求められています。外国人観光客のニーズにも応えることで、集客アップを図れますよ。

導入までの日数が短い

STORES 決済の2つめのおすすめポイントは、導入までの日数が最短2営業日と短いところです。スマホやパソコンから24時間申し込むことが可能で、入力は数分で完了します。導入までシンプルな設計なので、ネットに疎いという方でも安心です。

また、審査は最短2営業日で完了するため、手元に端末が届き次第すぐにキャッシュレス化が完了します。

決済場所を選ばないコンパクトさとシンプルなデザイン

従来のクレジットカード決済端末は場所を取ったり、電源の確保が面倒だったりするため、導入しづらいのかなと思う方も多いでしょう。

STORES 決済はコンパクトでシンプルな端末を提供しています。端末の大きさは縦約10センチ、横約7センチと使いやすい手のひらサイズ。お店のコンセプトに合わせた端末を選びたいという経営者の方にもぴったりです。またネット環境さえあれば、屋外での利用も可能です。

手数料は3.24%から!

導入を考えている方が気になる手数料は、STORES 決済であれば業界最安3.24%~と費用を抑えることができます。また、キャッシュレス・消費者還元事業が行われる期間はさらに安い実質2.16%の手数料となります(2020年6月30日まで)。
(Discover、WeChat Payは補助の対象外なので、通常通り3.24%となる点に注意してください。)

ウェブ上で決済を完結できる!

ウェブショップやネットショップなど、店頭販売ではない経営者の方には「STORES請求書決済」が便利です。使い方はいたって簡単です。

STORES 決済ウェブ管理画面上で、金額・件名・お客様のメールアドレスを入力します。すると、相手のメールアドレスに決済ページが送付されます。受け取った相手は、VISAかMastercardのクレジット番号など必要情報を入力し、決済が完了です。レシートは決済完了後に先ほどのメールアドレスに送付されるため、お店側の作業負担も減ります。

例えば銀行へ振込に行く時間がないお客さんや遠方にお住まいの方など役立つシーンは多種多様。カード決済だとポイントがたまったり、入金確認をする手間が省けたりするので、店側にも顧客側にもメリットがあります。

世界標準のセキュリティ基準を採用

STORES 決済の端末は、ICチップに対応しています。ICチップ型は磁気ストライプを読み取る方式に比べ、決済情報を高度に暗号化し、セキュリティ性が高いものとなります。

また、STORES 決済はクレジットカード情報保護に関する国際基準「PCI DSS」に完全準拠していて、安心・安全な電子決済環境を提供しています。

STORES 決済導入の手順と流れ

STORES 決済のポイントをチェックできたところで、次は導入までの流れをご紹介します。

ステップ1:必要書類を準備

まずは、必要書類を手元に準備してください。個人事業主は本人確認書類(運転免許証・パスポート・住民票・健康保険証など1点)、法人は法人番号がわかる書類(登記簿など)が必須です。
加えて、固定店舗情報、販売方法、集客方法が記載されている店舗実態の資料、取り扱い商材の料金や価格帯が記載されている資料も準備してください。それ以外に資料の提出を求められる場合もあります。

ステップ2:STORES 決済のアカウントを作成

STORES 決済を利用する際には、まずアカウントを作成します。この際、メールアドレスとパスワードを入力してください。アカウントが作成できたら、お申し込みフォームに入力をしていきましょう。入力は数分で完了します。
キャッシュレス・消費者還元事業への申し込みもこのステップで完了します。

ステップ3:加盟店審査の結果を待つ

入力が完了したら、加盟店審査が行われます。審査は3ステップあり、最初の審査は最短で2営業日です。クレジットカードと電子マネーの全てが使えるようになるには、だいたい10営業日が目安です。審査状況が気になる人は、ウェブ管理画面で確認することも可能です。
また、キャッシュレス・消費者還元事業への参加は、加盟店審査通過後に行われます。結果は、最初に登録したメールアドレスに結果が通知されます。

ステップ4:端末を受け取る

審査を無事に通過したら、決済端末であるSTORES 決済ターミナルが届きます。STORES 決済ターミナルはワイヤレスなので、設置場所の心配は必要ありません。使い勝手のいい場所を選ぶことができます。
また、STORES 決済を使うにはスマートフォンやタブレットが必要なので、端末を受け取るまでに準備をお忘れなく。

ステップ5:お店のキャッシュレス決済対応が完了!

たった4ステップでお店のキャッシュレス化が完了しました。カード会社にレシートを送る手間はないので、煩わしい後処理はありません。
売り上げは自動入金の場合、月末までの売上を翌月20日に登録口座へ入金とされます。手動入金の場合は、月6回の振り込み依頼サイクルを選択でき、売り上げに応じて振込手数料を無料にすることも可能です。2020年夏には全金融機関対象で最短翌営業日入金が実現される予定とのことで、ここはすごく良いポイントですね。

 

STORES 決済の料金目安とサポート体制

次に、STORES 決済の維持に必要な料金のプランとサポート体制を確認していきましょう。

料金目安

キャッシュレス決済を導入する際、「維持費や導入費が高いんじゃないの?」と考える経営者の方は多いと思います。実際、一番気になるところは導入料金やランニングコストですよね。

STORES 決済を導入・利用するのに必要な費用である(1)端末代(2)手数料(3)振込手数料(4)プリンター代(5)用紙代の5つの費用をまとめてみました。

固定費 0円
端末代 無償(諸条件あり)
手数料 売上×3.24%~(2020年6月末までは実質2.16%~)
振込手数料 10万円以上無料、10万円未満200円
プリンター(任意) Bluetoothインターフェース対応端末3万円~
用紙代(任意) 1ロール約100円~

STORES 決済を利用するのに、月額費用はかかりません。STORES 決済ターミナル端末も条件さえクリアすれば無償で手に入ります。

費用が必要なのは、基本は決済に関わる手数料と振込手数料のみ。売上が5万円だとすると、決済手数料は1,620円です。手数料の補助期間中は1,080円まで下がります。振込手数料は入金額が10万円以上であれば無料、10万円未満は200円が必要です。

プリンターは、クレジットカード控えを出力したい場合、任意で必要です。Bluetoothインターフェース対応の端末を選ぶ必要がありますが、ロール代を含めても3万円に収まります。

サポート体制

STORES 決済では、電話とメールでの相談窓口を開設しています。電話の受付時間は平日午前10時~午後6時まで。それ以外の時間帯は、メールでの問い合わせ窓口が利用可能です。

上記以外にもSTORES 決済サービスガイドというサイトも優れものです。知りたい情報のキーワードを入力して検索する事ができます。トラブルに対する対処法や気になる疑問、コラムまで網羅されており、「今すぐ確認したい!」に応えてくれますよ。

 

STORES 決済導入までに気になるQ&A

最後に、STORES 決済をお店に導入するまでに気になる疑問にお答えします。

決済端末だけで利用できる?
決済を行うためには、STORES 決済アプリと決済端末を連動させる必要があります。アプリ対応機種はiPhone、iPad、iPod touch、Android5.0以上の機種が必要です。詳しい対応機種は公式ページでご確認ください。
STORES 決済公式HP(対応機種について)

Androidしかないけど導入できる?
もちろん、Androidだけでも導入は可能です。ただし、Androidでは電子マネー決済に対応していないため、PASMOやSuicaなどの決済方法が利用できません。一種類でも多く決済サービスをご利用したい場合は、iPhoneやiPadのご利用がおすすめです。

POSとは連携できるの?

クレジットカード決済に対応しているPOSの場合、POSシステムとSTORES 決済の連動が可能です。電子マネー、WeChat Payを利用できるPOSシステムもあります。

それ以外にクラウド会計システムのfreee、クラウド型会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」との連携もでき、売上データの自動登録も可能です。

まとめ

今回はキャッシュレス決済サービスSTORES 決済について、ご紹介してきました。STORES 決済のポイントをまとめると、

・コンパクトで使いやすいデザイン
・キャッシュレス・消費者還元事業登録でお得になる
・独自の手数料キャッシュバックキャンペーンがある
・インバウンド対応で集客力アップ
・維持費を抑えられる

などの特徴があります。端末料金が無料になったり、手数料が抑えられるのは今だけです。STORES 決済ちょっといいかも!と思った方は、ぜひこの機会での導入を考えてくださいね。

 

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